後日談その7
5月24日、リハビリをしたくないというので休む。
昼食時、きょろきょろして
「スプーンがない」と言う。
夕食時にも
「スプーンがない」と言います。
他の目に見える物を言葉で言わせる練習をしていますがすぐに忘れてしまいます。
男性の右足の膝を奥様が押すと重いなと感じたそうです。
25日、朝に奥様が病院へ行きますと男性は腰かけて足を自分で床に降ろします。
右足が軽くなったようでした。
歩行練習のリハビリでは約3mを3回歩きました。
手の方は、腕を伸ばすことはできるが、引くことができない状態です。
男性がふと、くしゃみを2回した時に右足の膝を曲げて初めて飛び上がりました。
今までにない事でした。
その場で立つリハビリを2回行いました。
報告の電話の後で、背負って歩くリハビリの指導をしました。
実技は講演会で行いますので興味のある方はぜひお越しください。
26日、
男性の右手と奥様が握手をした時に、奥様の手には何とも表現しにくい、
言葉では言い表せないもの(氣)を感じた。
・ ・
足を動かすのに奥様の力が要らなくなってきたので、
今までは重くて数分が限度でしたが、10分できるようになる。足が軽く感じた。
言葉の発音がはっきりしてきました。
窓の外の景色を見ようとする意識がはっきりとしてきました。
「鳥が飛んできたよ」「つばめかな」と言うと、
首を伸ばして外の様子を見ています。
今までは鳥や木の話をしても反応しませんでした。
今朝、奥様が手に氣を感じたのはこういう感情が男性に出てきたのを
感じ取ったからかもしれませんよ。
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